2005年10月24日

ラジオ体操化石化プロジェクト 6

久しぶりです、ラジオ体操。


「体を横に曲げる体操」というのがある。こちらである。

この真横への動きも他の体操と同じく、日常動作でもスポーツでも見かけることのない不自然な動きではあるが、ストレッチとしては必要な要素も入っている。主たる目的であるらしい「わき腹の筋肉を伸ばす」は結構なことだ。ただしやるなら音楽に合わせてやるより、二人一組になって横に並び、手を組み軽く伸ばしあいをするほうが良い。上になっている手はタオルなどを介して引っ張り、体のどこにも痛みを感じないように行なう。

〜曲がっているようで曲がっていない体側〜
中学時代にこの体操を「体側の運動」と習った。体側だから体の側面、特に胴体の横を曲げるのが目的のはずだが、実はこの体操ではあまり胴体は曲がっていない。曲がっているようで曲がっていない。曲がっているのは股関節が中心。胸郭はそのままの形である。にもかかわらず、13種の体操のうち横の動きはこれしか無い。そこが実に問題なのだ。(第2体操にも一つあるが本質的に何も変わりがない)

「胸郭を曲げる」といわれて「そんなもん曲げられるかい!」と言われることがある。しかしそう言った人でも、じつは曲げたことがあるのだ。単に意識していないだけである。

日本人は、意識的に胸郭を曲げたポーズを、好んで芸術に用いてきた。金剛力士像や歌舞伎の見得を切る姿を思い浮かべたいただけると良い。あのマネをしてみた時に、左右の肋骨に独特な感覚を得られると思う。下方へ腕を伸ばした方の肋骨は、クシャッと押しつぶしたバネ。腕を上に掲げた方の肋骨は、逆に伸ばしたバネのようになっている。あのような動きこそ、「体を横に曲げる体操」と言っていい。

あれが何の役に立つのか?それは次回以降にお待ち下さい。
タグ:ラジオ体操
posted by 院主です at 22:39| 大阪 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 運動を考える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
わたしはダンス(いろんなジャンル)をやっています。
最近、毎朝会社でラジオ体操をやらさるのですが、全く意味不明な動きの連続で、心底うんざりしています。
どこを伸ばすわけでもなく、筋肉をつけれるわけでもなく、体がほぐれるわけでもなく、単調でつまらない、センスもくそもない。なんだか腰に悪そうな動きも混ざってるし。
ダンスをやってるから余計にそういうふうに感じるのだと思いますが・・・
一体どうしたものか・・・困っています。

同じようなことを考える方がいらっしゃることが嬉しくてコメントしてしまいました。
Posted by うさぶ at 2005年11月15日 22:58
うさぶ様、コメントありがとうございます。

いろいろなダンスをされていれば、身体操作には長けておられるでしょうから、なおのこと、ラジオ体操の非合理性とつまらなさが身にこたえるでしょうね。おっしゃるように腰に悪い動きも混ざっています。

いっそのことダンスを職場に取り入れさせてみたら、創造性も作業効率もあがるんでしょうけど、理解してもらう方が難しいですね。

とにかく「みんなが知ってる体操」があれしかないというのが、根本の問題ですから、それから変えていかないといけませんわ。

最近滞り気味ですが、まだこのシリーズは続けるつもりなので、お気づきのことありましたら、またご意見下さいませ。
Posted by 院主です at 2005年11月16日 22:05
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