2005年09月20日

左を制する者は…

「左を制する者は世界を制する。」
私がよく子供に聞かせる言葉である。といって、子供にボクシングをさせているわけではない。世界チャンピオンではなく「いろんな世界」という意味だ。

包丁で人参を拍子木切りにする時、ハサミを使って複雑な形を切り取る時、お札の束を数える時(これは無いな)、すべて左手(正確には利き手で無いほう)の操作がものを言う。

身体に鍼を打つ時は、利き手で鍼の柄を持ち、反対の手の指を皮膚に密着させておこなう。上にある手を刺し手、下にある手を押し手と呼ぶが、押し手が拙ければ刺し手をどんなに工夫してもうまくいくことはない。

最近はサボっているが、一時はよく左に箸を持ち替えてご飯を食べていた。左右がより自由に使えるようにするためである。マッサージなどの手技療法では、左右同じように使っているつもりだが、実際は微妙に違いがあるだろう。どちらの手でも鍼が打てるくらいでちょうどだと師匠に言われた。

和太鼓を始めたきっかけも、当初は左手の開発が理由だった。「楽器」とか「音符」とか「リズム」とかに無縁だった私は、さして気乗りもしないのに、知人に誘われて仕方なく稽古の見学に付き合った。先生から「まあ、一度叩いて」と勧められてやってみたら、左右同じに打とうとしてもなかなかできない。出来ないところがこれは面白いと、次の週も稽古に来て「今日はじゃあ曲の練習も」と続ける内に、やめられなくなり六年以上経った。

今は治療技術向上のために、太鼓で左手を鍛えようという気はないが、逆に演奏のために左手の練習をまたやり始めている。。「ドンドコ」の地打ちは通常。右右左で打つが、これを左左右で打ったりする練習を、日常暇があるとしている。目標は「和知太鼓」の「黒豆」を逆の手で打てるようになること。

この練習を続けるうちに、何か新しい発見があるのではないかと期待しているのだが、その辺は次回に。
posted by 徒手空腹 at 23:32| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 稽古をする | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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鐘つき
Excerpt: 鍼灸師、院主先生のブログ雑想雑思で、治療に必要不可欠な鍼を刺す技術を向上させるた
Weblog: 渉雲堂別館
Tracked: 2005-09-21 01:05
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