2007年08月04日

クールビズでも節電ならず

クールビズ、節電効果につながらず 内閣府調査

まあ、そうだろうなあと思います。先月しかたなく防衛大臣を引き受けたような形になった小池百合子さんが、環境相だったころにまいたふれこみは「夏に男性が上着とネクタイを外せば、女性のひざかけがいらなくなる」でした。でも実際、冷房に苦しんでいる患者さんの話を聞くと一概にそうとも言えないのですね。

エアコンの設定温度を下げまくるのは、必ずしも“脂ぎった汗かきのおじさん”とはかぎらないのですよ。「ホットフラッシュに苦しむ更年期の女性」も結構いるんです。

更年期障害の代表的な症状のホットフラッシュは、たいがいの場合は日に数度のことで、常に暑苦しいわけではありません。また冷えのぼせという言葉があるように、上半身は暑くても、足や腰、下腹は冷えていたり、手足に熱が集中したりとかで、体のどこかには冷えが居ついているので、つよい冷房を嫌う人のほうが多いでしょう。しかし、人間の身体は各々様々ですので、ひたすら暑さを嫌う方もいらっしゃる。そんな人と隣の席に座らされると、ひざかけをしても一日で冬の体に凍りつくことになります。

当たり前ですが今回の調査にはそういう事実は発表されていません。とにかく28度または28度以上という温度設定をしているところが少ないということです。

28度は結構きついでしょう。体を動かす作業をしていればかなり汗をかきます。じっとしている職場では、コンピューターがたくさん置かれていて、これのために冷房をやや強くせざるをえない。そういうことで軽装化しても設定温度は変わらないことになるのです。

よそおいとしてのクールビズそのものは、昔の省エネルックと違いうまく行っているようです。しかし経済効果が上がっているということは、それだけたくさん資源を消費したのであり、節電に結びつかなかったのなら、環境政策としては今のところ全くの無駄であることになります。

とにかく軽装化で節電を広めたかったら、まず国会議事堂の中を28度にするところから始めないといけないでしょう。昔は議会でネクタイを外すといったらリベラルの主張だったのに、今は自民の独行になってしまい、ホントはやりたい人が出来なくなっているのかなと思ったりもします。

それでも参院選で大勝した民主党の議員さんは、すぐにネクタイを外すことはないでしょう。本人がよいのなら問題はありません。摂氏28度のなか白熱する論戦に正装して望めば、テレビカメラにもくっきりそのつらそうな姿が映ります。その時にこう言えばいいのです。

「額に汗する人が報われる社会を!」
posted by 院主です at 14:35| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | ニュースを読む | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/50259557

この記事へのトラックバック

節電
Excerpt: 節電節電(せつでん)は、電気の使用量(消費量)を節約すること。概要直接の目的は電気料金の低減および電力ピークカットである。加えて、電力消費が少なくなると発電所|発電..
Weblog: こころの部屋
Tracked: 2007-08-23 06:37
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。