栄養教諭の創設=瞑想的生活
このときは「栄養教諭」で検索しても、この記事以外ヒットしなかったのを覚えている。ところが、前回牛乳と刺身について考えたついでに再度検索してみたところ、ずいぶん出てきた。5000件あまりのうち9割は学校、お役所関係からの報告だと思われるが、これらをざっと読んでも、何がしたいのかさっぱり伝わってこない。子どもに望ましい食習慣や食品に関する知識などを教える「食育」を施すため、これこれこんな資格を持ったものが要るというようなことが書かれているだけで、理念、手法、権限などについての具体的な説明はない。
ブログではこれに触れているものは少なそうだが、下のように鋭い指摘をしているのもあって、議論が賑わっている。
栄養教諭の恐怖=極東ブログ
以前どこかで読んだことだが、問題行動を起こした児童の家庭環境を調査したところ、収入や住居、周囲の環境などは意外にばらつきがあり、一概に論じることが出来るファクターは少ないのだが、唯一食事に関しては、共通点があったらしい。
詳しい数字も見ていないし、あまり正確な情報とはいえないのだが、そういうことはありそうに思う。お金があってもなくても、ジャンクフードばかりあふれているような家庭は、想像するだけで悲しいもんなあ。でも、これに対して学校の先生が何か働きかけるというのは、どこまで許されるもんだろうか。
間違った食育は、児童虐待のネグレクトみたいなものだともいえる。だとしたら、死に至るような暴力を振るいながら「親権」を訴える馬鹿親もいる世の中で、「お宅はお子さんに何食べさせてんですか?」って言う仕事はしんどそうだぞ。
ともあれまだ栄養教諭はまだ始まってもいない。親の一人としてもこれからを注意深く見守りたい。