教育の専門家でもない者が、おいそれと簡単に語るのはおこがましいと認めつつ、ご一考頂きたくここに愚見を提示するものでございます。
中学生になったばかりの長男が、地理の教科書を見ながら夏休みの宿題をやっておりました。我々の中学時代と同じ、一年生の社会は地理なのです。一年で地理、二年で歴史、三年で公民、何十年と変わっていない方式です。
ちらっと覗いた地理の教科書16ページ、「…それでは国とはどのような条件を満たすところなのでしょうか。国は領土・国民・主権(政府)という三つの条件を満たす必要があります。」云々と。
いやあ、これは何とも厳しいですなあ。領土ってどんな風に決まるんでしょうか?国民と国ではどちらが先に「ある」のでしょうか?主権って何ですか?
大人も答えにくそうな質問が子供からたくさん出てきそうです。いや、出てくればいいんだけど、普通はさらっと丸暗記でいっちゃうことが多いんでしょう。どれだけの生徒がこの一文から国というものを把握できるのでしょうか。もちろん、教科書に載っている文は、最低限度のガイドラインであり、ここに先生が指導要領に従い、また先生独自の判断も加えながら指導していくことは承知しています。ただ地理の授業である以上は、こういう説明に多くの時間を割けないことも事実です。
小学校で学ぶ社会科というのが、貧弱すぎることも問題はあるかも知れませんが、社会に対する関心がより高まる思春期に、たくさんの知識を持たせることは理にかなっています。だからこそ、社会科の教育は、体系として覚えやすく、関心を引くように大いに工夫をする必要があるはずです。
生徒が自分の居る現実の環境から出発して、その成立の過程を探求するような形で公民と歴史の一部を教えることは可能かと思います。
中学の社会科は公民から出発し、歴史につなぎ、地理と同時進行する方法をとるべきではないかと考えているのです。なので歴史の教育は現代から過去へ遡って教える方式をとることになります。
あまりに今までと違う方法になってしまいますが、日本のどこかで同じような考えの社会科の先生が、いるんではないかと考えています。もしいらっしゃったらご一報ください。
posted by 院主です at 23:35| 大阪

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