私の住んでいる高槻にはポンポン山といわれる山があります。正式名称は加茂勢山というそうですが、誰もその名で呼ぶことはありません。
標高679mの山頂付近で足を踏み鳴らすとポンポンという音が聞こえることからつけられた名前ですが、最近は音の出が悪くなっているようです。いただきにあった空洞が小さくなっているのが原因と思われますが、はっきりとはわかりません。
それはともかく我々高槻住民にとってはこの上なく親しみのある山を、驚くほど美しく撮影している写真ブログを見つけました。
この山を知る人も知らない人も是非ご覧ください。
ポンポン山の森から
なお山の中腹にある本山寺は紅葉目当てに訪れる方も多いところです。また京都側に下りる道があり、ふもとにはやはり紅葉で有名な善峯寺があります。
2007年11月17日
2007年08月13日
夏はバナナが売れないらしい
よく行く八百屋さんに言われました。5時ごろにトマトやキュウリを買っていたら、つぶれかけたバナナを一房おまけに入れてくれて、
「ジュースにしたらええがな」
バナナミルクは駅のジューススタンド(このへんでは京阪が有名)でも人気のある一品ですが、家で作ればもっとおいしくなります。今回は酢漬けの生姜を少しいれてミキサーにかけましたが、これは一段とうまかったですよ。
バナナジュースの売り上げはどうか知らないけど、バナナの消費量は日本では真夏に少し落ちるらしいです。バナナは今でも熱帯か亜熱帯のところに行かないと取れない作物で、そういう意味では夏こそが旬のはずなのに、あの食感が日本人にとっては暑苦しいものになるのでしょう。
ドイツ人がバナナをとてもよく食べると言うけど、これも「旬」とは関係なさそう。
夏だからバナナを食べる、飲む、と決めている私は先進国では少数派だったりするんでしょうか?
「ジュースにしたらええがな」
バナナミルクは駅のジューススタンド(このへんでは京阪が有名)でも人気のある一品ですが、家で作ればもっとおいしくなります。今回は酢漬けの生姜を少しいれてミキサーにかけましたが、これは一段とうまかったですよ。
バナナジュースの売り上げはどうか知らないけど、バナナの消費量は日本では真夏に少し落ちるらしいです。バナナは今でも熱帯か亜熱帯のところに行かないと取れない作物で、そういう意味では夏こそが旬のはずなのに、あの食感が日本人にとっては暑苦しいものになるのでしょう。
ドイツ人がバナナをとてもよく食べると言うけど、これも「旬」とは関係なさそう。
夏だからバナナを食べる、飲む、と決めている私は先進国では少数派だったりするんでしょうか?
2007年08月04日
危険な誤解
またizaからの引用です。
自殺するという人は死なない」5割が偏見
「死にたいと言う人は死なない」が本当に偏見なのかどうかという疑問の声も寄せられているようです。
そりゃあ偏見でしょう。精神科医の話では、自殺した人のほとんどが誰かに死ぬ意思をもらしているものだそうです。
じゃあ何でそんな危険な偏見が生まれたか?
それは「死にたい」と言っても自殺しない人も大勢いるからです。口癖のようになっている人もいれば、実際ぎりぎりの境目に耐えながら、何とか生きながらえている人もたくさんいるでしょう。
死にたいと言う人が死なないと信じていると、後者のような人に「じゃあ死んだら」と軽く言ってしまうことがありえます。
それだけは絶対にやめましょう。また語弊のある言い方ですが“死ぬ気が無いのに”軽々しく死ぬなどと言うことも偏見を助長させます。親しいあいだがらで明らかに冗談とわかるとき以外は、間違っても言うもんではありません。
自殺するという人は死なない」5割が偏見
「死にたいと言う人は死なない」が本当に偏見なのかどうかという疑問の声も寄せられているようです。
そりゃあ偏見でしょう。精神科医の話では、自殺した人のほとんどが誰かに死ぬ意思をもらしているものだそうです。
じゃあ何でそんな危険な偏見が生まれたか?
それは「死にたい」と言っても自殺しない人も大勢いるからです。口癖のようになっている人もいれば、実際ぎりぎりの境目に耐えながら、何とか生きながらえている人もたくさんいるでしょう。
死にたいと言う人が死なないと信じていると、後者のような人に「じゃあ死んだら」と軽く言ってしまうことがありえます。
それだけは絶対にやめましょう。また語弊のある言い方ですが“死ぬ気が無いのに”軽々しく死ぬなどと言うことも偏見を助長させます。親しいあいだがらで明らかに冗談とわかるとき以外は、間違っても言うもんではありません。
クールビズでも節電ならず
クールビズ、節電効果につながらず 内閣府調査
まあ、そうだろうなあと思います。先月しかたなく防衛大臣を引き受けたような形になった小池百合子さんが、環境相だったころにまいたふれこみは「夏に男性が上着とネクタイを外せば、女性のひざかけがいらなくなる」でした。でも実際、冷房に苦しんでいる患者さんの話を聞くと一概にそうとも言えないのですね。
エアコンの設定温度を下げまくるのは、必ずしも“脂ぎった汗かきのおじさん”とはかぎらないのですよ。「ホットフラッシュに苦しむ更年期の女性」も結構いるんです。
更年期障害の代表的な症状のホットフラッシュは、たいがいの場合は日に数度のことで、常に暑苦しいわけではありません。また冷えのぼせという言葉があるように、上半身は暑くても、足や腰、下腹は冷えていたり、手足に熱が集中したりとかで、体のどこかには冷えが居ついているので、つよい冷房を嫌う人のほうが多いでしょう。しかし、人間の身体は各々様々ですので、ひたすら暑さを嫌う方もいらっしゃる。そんな人と隣の席に座らされると、ひざかけをしても一日で冬の体に凍りつくことになります。
当たり前ですが今回の調査にはそういう事実は発表されていません。とにかく28度または28度以上という温度設定をしているところが少ないということです。
28度は結構きついでしょう。体を動かす作業をしていればかなり汗をかきます。じっとしている職場では、コンピューターがたくさん置かれていて、これのために冷房をやや強くせざるをえない。そういうことで軽装化しても設定温度は変わらないことになるのです。
よそおいとしてのクールビズそのものは、昔の省エネルックと違いうまく行っているようです。しかし経済効果が上がっているということは、それだけたくさん資源を消費したのであり、節電に結びつかなかったのなら、環境政策としては今のところ全くの無駄であることになります。
とにかく軽装化で節電を広めたかったら、まず国会議事堂の中を28度にするところから始めないといけないでしょう。昔は議会でネクタイを外すといったらリベラルの主張だったのに、今は自民の独行になってしまい、ホントはやりたい人が出来なくなっているのかなと思ったりもします。
それでも参院選で大勝した民主党の議員さんは、すぐにネクタイを外すことはないでしょう。本人がよいのなら問題はありません。摂氏28度のなか白熱する論戦に正装して望めば、テレビカメラにもくっきりそのつらそうな姿が映ります。その時にこう言えばいいのです。
「額に汗する人が報われる社会を!」
まあ、そうだろうなあと思います。先月しかたなく防衛大臣を引き受けたような形になった小池百合子さんが、環境相だったころにまいたふれこみは「夏に男性が上着とネクタイを外せば、女性のひざかけがいらなくなる」でした。でも実際、冷房に苦しんでいる患者さんの話を聞くと一概にそうとも言えないのですね。
エアコンの設定温度を下げまくるのは、必ずしも“脂ぎった汗かきのおじさん”とはかぎらないのですよ。「ホットフラッシュに苦しむ更年期の女性」も結構いるんです。
更年期障害の代表的な症状のホットフラッシュは、たいがいの場合は日に数度のことで、常に暑苦しいわけではありません。また冷えのぼせという言葉があるように、上半身は暑くても、足や腰、下腹は冷えていたり、手足に熱が集中したりとかで、体のどこかには冷えが居ついているので、つよい冷房を嫌う人のほうが多いでしょう。しかし、人間の身体は各々様々ですので、ひたすら暑さを嫌う方もいらっしゃる。そんな人と隣の席に座らされると、ひざかけをしても一日で冬の体に凍りつくことになります。
当たり前ですが今回の調査にはそういう事実は発表されていません。とにかく28度または28度以上という温度設定をしているところが少ないということです。
28度は結構きついでしょう。体を動かす作業をしていればかなり汗をかきます。じっとしている職場では、コンピューターがたくさん置かれていて、これのために冷房をやや強くせざるをえない。そういうことで軽装化しても設定温度は変わらないことになるのです。
よそおいとしてのクールビズそのものは、昔の省エネルックと違いうまく行っているようです。しかし経済効果が上がっているということは、それだけたくさん資源を消費したのであり、節電に結びつかなかったのなら、環境政策としては今のところ全くの無駄であることになります。
とにかく軽装化で節電を広めたかったら、まず国会議事堂の中を28度にするところから始めないといけないでしょう。昔は議会でネクタイを外すといったらリベラルの主張だったのに、今は自民の独行になってしまい、ホントはやりたい人が出来なくなっているのかなと思ったりもします。
それでも参院選で大勝した民主党の議員さんは、すぐにネクタイを外すことはないでしょう。本人がよいのなら問題はありません。摂氏28度のなか白熱する論戦に正装して望めば、テレビカメラにもくっきりそのつらそうな姿が映ります。その時にこう言えばいいのです。
「額に汗する人が報われる社会を!」
2007年02月21日
ニンニクはすりつぶすのがいいらしい…
納豆の実験結果捏造発覚に始まって、安直な健康情報の垂れ流し実態が相次いで発表されていますね。今日の朝刊でも山田花子さんを使って笑えない実験をしていた番組があげられていました。
フードファディイズムという言葉でこれらの現象がしばしば説明されているのを見ましたが、こういう馬鹿馬鹿しい傾向は健康やダイエット情報に限らず、いろいろな場面で見受けられます。
「7週間で頭がよくなるための7習慣」
とか
「東大生はリビングで勉強をしている」
とか
「朝の3分のこれだけでビジネスマンが出世する」
とか
「ぼけないために声に出して読む名作」
とか
最後のは上の3つに比べると少しマシなほうかもしれませんが、版権の切れた名作の一部分だけを取り出して並べただけの本で金儲けをしようとしているところが浅ましい。
とにかくこういうものがコンビニの雑誌コーナーなんかで、デカデカと表紙を見せ合っているのを見ると、一応作者の名前をチェックして「こいつの言説には警戒しておこう」と心に決めてしまいます。(実際ろくなことを書いているように思えません)
評論家の宮崎哲哉氏はある番組で「どんなにお金に困っても絶対したくない仕事は何ですか?」の質問に
「“これで頭がよくなる”などといった安直なHow to本」
と答えていました。流石であるなと感じましたな。
で、タイトルの話ですが、ニンニクには血栓を予防する物質が含まれているものの、加熱調理によって効果が失われることが知られていました。
今回アルゼンチンのGalmarini博士が実験をしてみたところ、ニンニクを潰さずに6分間調理した場合、同物質の抗血栓作用が「完全に抑制された」といいます。そこでガーリックプレスで潰してから調理してみると、抗血栓性物質の損失をある程度防ぐことができたそうです。(しかし10分以上の調理で、やはり抗血栓作用の大半が失われてしまったそうな)
すり潰すことで得られる変化の詳しい理由や、切った場合との違いなどは記事では不明です。
ともあれニンニクだけで血栓予防が出来るわけではありませんので、念のために…
フードファディイズムという言葉でこれらの現象がしばしば説明されているのを見ましたが、こういう馬鹿馬鹿しい傾向は健康やダイエット情報に限らず、いろいろな場面で見受けられます。
「7週間で頭がよくなるための7習慣」
とか
「東大生はリビングで勉強をしている」
とか
「朝の3分のこれだけでビジネスマンが出世する」
とか
「ぼけないために声に出して読む名作」
とか
最後のは上の3つに比べると少しマシなほうかもしれませんが、版権の切れた名作の一部分だけを取り出して並べただけの本で金儲けをしようとしているところが浅ましい。
とにかくこういうものがコンビニの雑誌コーナーなんかで、デカデカと表紙を見せ合っているのを見ると、一応作者の名前をチェックして「こいつの言説には警戒しておこう」と心に決めてしまいます。(実際ろくなことを書いているように思えません)
評論家の宮崎哲哉氏はある番組で「どんなにお金に困っても絶対したくない仕事は何ですか?」の質問に
「“これで頭がよくなる”などといった安直なHow to本」
と答えていました。流石であるなと感じましたな。
で、タイトルの話ですが、ニンニクには血栓を予防する物質が含まれているものの、加熱調理によって効果が失われることが知られていました。
今回アルゼンチンのGalmarini博士が実験をしてみたところ、ニンニクを潰さずに6分間調理した場合、同物質の抗血栓作用が「完全に抑制された」といいます。そこでガーリックプレスで潰してから調理してみると、抗血栓性物質の損失をある程度防ぐことができたそうです。(しかし10分以上の調理で、やはり抗血栓作用の大半が失われてしまったそうな)
すり潰すことで得られる変化の詳しい理由や、切った場合との違いなどは記事では不明です。
ともあれニンニクだけで血栓予防が出来るわけではありませんので、念のために…
2007年02月18日
名前変えました
大した理由はありませんが、タイトルとデザインを改めました。
ごちゃごちゃと操作をしているうちに、タイトルがヘッダーと別に記事のすぐ上にも来てしまいました。削除の仕方がわかりませ〜ん。
ごちゃごちゃと操作をしているうちに、タイトルがヘッダーと別に記事のすぐ上にも来てしまいました。削除の仕方がわかりませ〜ん。
2006年12月30日
豚足の調理法
こちらに冬の食養生として豚足が紹介されていましたので、私がたまに行う調理法を披露することにしましょう。
材料はスーパーでよく売っているボイル済みの豚足に加えて、冬なら蕪、夏なら冬瓜などを使います。今の季節なら蕪のほかは、下茹で済みの大根などでもいいでしょう。豚足を丸ままと一口大に切った野菜を鉢や深めの皿などに一緒に入れて、中火で蒸します。豚足と野菜が柔らかくなってきたら火を止めて下さい。皿の底にはとても美味しそうなスープがたまっています。取り出した豚足の身は簡単にほぐれて包丁も入りやすくっているので、食べやすい大きさに切り分けてください。
蒸した具が熱い間に中華鍋を熱して、油を引き、生姜をつぶしたのを投げ入れて香りをつけます。みじん切りの白ネギをサッと火にかけ、すぐに蒸した豚足と野菜を投入し軽く炒め、塩コショウで調味し、先のスープを絡ませます。好みによっては辛子を少し足してもいいでしょう。水溶き片栗粉でとろみをつけて出来上がりです。
何となく思いつきで考案した料理でしたが、自分の中では良く出来た方かなと自画自賛の品です。辛子を足せば、豚足独特のクセが苦手の方でも大丈夫でしょう。
材料はスーパーでよく売っているボイル済みの豚足に加えて、冬なら蕪、夏なら冬瓜などを使います。今の季節なら蕪のほかは、下茹で済みの大根などでもいいでしょう。豚足を丸ままと一口大に切った野菜を鉢や深めの皿などに一緒に入れて、中火で蒸します。豚足と野菜が柔らかくなってきたら火を止めて下さい。皿の底にはとても美味しそうなスープがたまっています。取り出した豚足の身は簡単にほぐれて包丁も入りやすくっているので、食べやすい大きさに切り分けてください。
蒸した具が熱い間に中華鍋を熱して、油を引き、生姜をつぶしたのを投げ入れて香りをつけます。みじん切りの白ネギをサッと火にかけ、すぐに蒸した豚足と野菜を投入し軽く炒め、塩コショウで調味し、先のスープを絡ませます。好みによっては辛子を少し足してもいいでしょう。水溶き片栗粉でとろみをつけて出来上がりです。
何となく思いつきで考案した料理でしたが、自分の中では良く出来た方かなと自画自賛の品です。辛子を足せば、豚足独特のクセが苦手の方でも大丈夫でしょう。
2006年12月27日
ラジオ体操化石化プロジェクト11
昨日は書きかけの記事を間違って保存してしまい、削除したところがなぜか不完全になっていました。せっかく来て頂いたのにあれっと思われた方、すみませんでした。
久しぶりのラジオ体操、今回はこれです。
腕を上下に伸ばす体操
目的は「腕を上下に曲げ伸ばすことで、全身を緊張させ、素早さと力強さを身につける。」ということですが、“全身”を緊張させることと、素早く力強く動くことは矛盾するものです。例えばボールを投げるときに、腕を曲げる筋肉に力が入っていたら、ボールを飛ばすことは出来ません。といっても腕を伸ばす筋肉にも力は要らないのですが、ともあれ瞬間的な筋肉の収縮が起きるとき、裏側にある筋肉(拮抗筋)は力が抜けていることが重要です。だから「全身を緊張」させるのではなく「一部を緊張」させるなら、まだわかります。
人の筋肉は縮む前に引き伸ばされることで、引っ張られたゴムのように「ため」が生まれます。動作の主役になる筋肉は、最初は縮めという信号はもらわないようにして、緩んだ状態であることが肝要です。裏側が縮むことで、主役の筋肉は引っ張られ、中央の太い部分に伸展力が及ぶと、その筋の中の受容体が感知し、反射によって強い収縮力が生まれます。
逆に裏側の拮抗筋では、最初に思い切り縮むことで、主役の筋肉を引っ張ってやります。そして最後まで縮みきることで瞬間的に脱力することが可能になります。
筋肉とは言わば押しバネと引きバネの特徴を兼ね備え、自由に使い分けることが出来る実に素晴らしい器械です。
この体操では例によって左右対称の動きが使われています。左右対称の動きは実は難しい。何が難しいかというと、拮抗筋の弛緩(ゆるみ)を感じることがです。どうしてもお題目通り全身に力が入ります。裏も表もいつも入れっぱなしでカクカクと動かなければいけなくなるんですね。
「腕を上下に伸ばす」といって肩の関節を派手に動かしているように見えますが、回旋に使う筋肉はほとんど使われていません。これに限らずラジオ体操は第1、第2を合わせても回旋筋群の存在は無視されています。この回旋筋こそ、先の述べた押しバネと引きバネの特徴をフルに活かせる場所なのですが、それが使われていないところが問題なのです。
久しぶりのラジオ体操、今回はこれです。
腕を上下に伸ばす体操
目的は「腕を上下に曲げ伸ばすことで、全身を緊張させ、素早さと力強さを身につける。」ということですが、“全身”を緊張させることと、素早く力強く動くことは矛盾するものです。例えばボールを投げるときに、腕を曲げる筋肉に力が入っていたら、ボールを飛ばすことは出来ません。といっても腕を伸ばす筋肉にも力は要らないのですが、ともあれ瞬間的な筋肉の収縮が起きるとき、裏側にある筋肉(拮抗筋)は力が抜けていることが重要です。だから「全身を緊張」させるのではなく「一部を緊張」させるなら、まだわかります。
人の筋肉は縮む前に引き伸ばされることで、引っ張られたゴムのように「ため」が生まれます。動作の主役になる筋肉は、最初は縮めという信号はもらわないようにして、緩んだ状態であることが肝要です。裏側が縮むことで、主役の筋肉は引っ張られ、中央の太い部分に伸展力が及ぶと、その筋の中の受容体が感知し、反射によって強い収縮力が生まれます。
逆に裏側の拮抗筋では、最初に思い切り縮むことで、主役の筋肉を引っ張ってやります。そして最後まで縮みきることで瞬間的に脱力することが可能になります。
筋肉とは言わば押しバネと引きバネの特徴を兼ね備え、自由に使い分けることが出来る実に素晴らしい器械です。
この体操では例によって左右対称の動きが使われています。左右対称の動きは実は難しい。何が難しいかというと、拮抗筋の弛緩(ゆるみ)を感じることがです。どうしてもお題目通り全身に力が入ります。裏も表もいつも入れっぱなしでカクカクと動かなければいけなくなるんですね。
「腕を上下に伸ばす」といって肩の関節を派手に動かしているように見えますが、回旋に使う筋肉はほとんど使われていません。これに限らずラジオ体操は第1、第2を合わせても回旋筋群の存在は無視されています。この回旋筋こそ、先の述べた押しバネと引きバネの特徴をフルに活かせる場所なのですが、それが使われていないところが問題なのです。
2006年11月24日
変形将棋
4年生の長男が学校のクラブ活動に将棋を選んだのがきっかけで、ネットを使って将棋のページを調べたことがあります。とりあえずウィキペディアで検索してみたのですが、これが予想以上に面白く、次々と出てくる情報に時間のたつのを忘れました。
驚いたのは「トリビアの泉」でも紹介された、平安大将棋や大大将棋のような大型の古将棋の駒の詳細が、すべて克明に記されていることです。まあ、これは多分一生やりたいと思わないでしょうから、一度見て感心するだけのものですが、変形将棋の項には面白いものがたくさんあります。息子が気に入ったのは五五将棋。詰め将棋の練習にいいかもしれません。
とにかく情報量の多さはウィキペディアならではです。例えば変形将棋の中に四人将棋というのがあります。ここでは島根県平田市長が考案した実際の四人将棋以外にも、「こち亀」で漫画のストーリー中、おそらく一度だけだと思うのですが、良さん以下4人で将棋をしたときの駒の並べ方までが紹介されてあります。
子供の前でネットを使ってものを調べることに、私は抵抗があるのですが、カテゴリによっては大いに役立つことを認めざるをえませんでした。
驚いたのは「トリビアの泉」でも紹介された、平安大将棋や大大将棋のような大型の古将棋の駒の詳細が、すべて克明に記されていることです。まあ、これは多分一生やりたいと思わないでしょうから、一度見て感心するだけのものですが、変形将棋の項には面白いものがたくさんあります。息子が気に入ったのは五五将棋。詰め将棋の練習にいいかもしれません。
とにかく情報量の多さはウィキペディアならではです。例えば変形将棋の中に四人将棋というのがあります。ここでは島根県平田市長が考案した実際の四人将棋以外にも、「こち亀」で漫画のストーリー中、おそらく一度だけだと思うのですが、良さん以下4人で将棋をしたときの駒の並べ方までが紹介されてあります。
子供の前でネットを使ってものを調べることに、私は抵抗があるのですが、カテゴリによっては大いに役立つことを認めざるをえませんでした。
2006年11月18日
しなる腕
ダンスやフィギヤスケートなどの選手の腕に注目していると、柳の枝やグラスファイバーのごとく弓なりにしなる様子に、見とれてしまうことがよくありませんか。人間の腕は肘の一箇所でしか曲がらないはずなのに、なぜああいう風に曲線に見えることがあるのか、訊かれたことがあります。
そんなときに「鉛筆の手品」を持って例にすると、たいがいわかってもらえます。誰もがやったことのある遊びです。鉛筆の端を親指と人差し指でつまみ、フラリフラリと上下に振るだけで、グニャっと曲がって見えるように見えるという、あれです。
プルプルではなくフラリフラリと振るのがコツです。速さの問題ではありません。プルプルだと鉛筆の残像が扇形に開くだけです。これは、つまんでいる所を空間の一箇所に止めたまま上下させているためで、最も長い距離を移動する先端の弧が大きく見えるようになっています。
フラリフラリはつまんでいる所を先に動かすところがコツです。つまんでいる指を少し上げた後に、遅れてついていくように先端が上がります。下へ落ちるのも同様で、指の後に先が落ちるようにします。そうすることで、鉛筆の両端ともが真ん中より速く上下運動をするようになり、結果弓なりに見えるようになります。
このことを最初の話に戻すと、腕を弓なりに見せて振るには手先より肩甲骨を先に動かす必要があることになります。もっと言えば肩甲骨より肋骨、いや背骨が一番先になると考えたほうがいいでしょう。腕がしなる動かし方は見かけが美しいだけでなく、合理性を伴っています。ダンスだけでなく、野球・ソフトボールのアンダースロー、和太鼓、などでもこの腕のしなりはよく見られます。体の中心から引き上げることで、手に持っているものを支点に近づけて、重いボールやバチを軽く上げられるようにしているのです。ラジオ体操の腕を振るポーズがみっともないのは、このことにまったく留意していないからです。こちらの手書きイラストに見られるような、駄々っ子の手の動きは、ラジオ体操と同じく、しなる腕とは正反対の幼稚な身体動作であることを意味していると考えていいでしょう。少なくとも昔は体育の先生より、漫画家のほうが人体構造の理解に秀でていたことがわかりますね。
そんなときに「鉛筆の手品」を持って例にすると、たいがいわかってもらえます。誰もがやったことのある遊びです。鉛筆の端を親指と人差し指でつまみ、フラリフラリと上下に振るだけで、グニャっと曲がって見えるように見えるという、あれです。
プルプルではなくフラリフラリと振るのがコツです。速さの問題ではありません。プルプルだと鉛筆の残像が扇形に開くだけです。これは、つまんでいる所を空間の一箇所に止めたまま上下させているためで、最も長い距離を移動する先端の弧が大きく見えるようになっています。
フラリフラリはつまんでいる所を先に動かすところがコツです。つまんでいる指を少し上げた後に、遅れてついていくように先端が上がります。下へ落ちるのも同様で、指の後に先が落ちるようにします。そうすることで、鉛筆の両端ともが真ん中より速く上下運動をするようになり、結果弓なりに見えるようになります。
このことを最初の話に戻すと、腕を弓なりに見せて振るには手先より肩甲骨を先に動かす必要があることになります。もっと言えば肩甲骨より肋骨、いや背骨が一番先になると考えたほうがいいでしょう。腕がしなる動かし方は見かけが美しいだけでなく、合理性を伴っています。ダンスだけでなく、野球・ソフトボールのアンダースロー、和太鼓、などでもこの腕のしなりはよく見られます。体の中心から引き上げることで、手に持っているものを支点に近づけて、重いボールやバチを軽く上げられるようにしているのです。ラジオ体操の腕を振るポーズがみっともないのは、このことにまったく留意していないからです。こちらの手書きイラストに見られるような、駄々っ子の手の動きは、ラジオ体操と同じく、しなる腕とは正反対の幼稚な身体動作であることを意味していると考えていいでしょう。少なくとも昔は体育の先生より、漫画家のほうが人体構造の理解に秀でていたことがわかりますね。
